
僕の周りの面白い生き方をしている人、目標に向かっている人を書いた
「Draw Dreams」。
11人目は「より誰かの幸せにつながる本質的な活動」を志事にするべく、「社会に出る前の若者」と「女性」を軸に活動している、吉田茉美さんです!
やりたいことをしまくる学生生活
今でこそとても精力的に活動している茉美さんですが、
大学入学当初からそういうわけではなかったそうです。
大学1回生の時はいわゆる「ザ・大学生」で、サークル、バイト、勉強で終わっていった。
残るあと3年、それを繰り返すのはつまらないし、そもそも何のために大学に通っているのか分からなくなったそうです。
そこで当時興味のあったファッションの専門学校のオープンキャンパスにも行ってみた。
そんな娘を見て茉美さんの親から
「本当にファッションの勉強がしたいならいいけど、
親に申し訳ないとか、学校がつまらないと思うのなら
社会に出るまでの最後の学生生活にいろんなことをして、いろんな出会いをしなさい」
と言われたそうです。
そんなこと言ってくれる親ってなかなかいないよなぁ…!
そこからは、その言葉通り好きなことをしまくって、たくさんの人と出会った。
国内を一人旅したり、
「夢フェス」というものに参加して、同世代の人たちが自分の夢を語る中で自分は話せずに、こんな同世代がいるんだと視野が広がったり、
「ビーチロックビレッジ」という5泊6日の自給自足キャンプに参加して、現代の技術から離れた経験をして日常の当たり前が幸せに感じたり。
親には「そこまでしろとは言ってない」と言われたそうな。笑
就活を通して自分と向き合う
やりたいことをしながら、就活の時期を迎えた。
これがしたい!っていう軸は無かったけど、
「どうせやるなら楽しもう!」と思い、就活合宿に行ったりした。
就活と並行して、「自分がもらったきっかけを今度は誰かに届けたい」と思い、
「夢フェス2011」の代表を務めることに。
チームマネジメントの難しさを実感すると同時に、チームで何かを創り上げることの喜びを知る。
そして、全力で作り上げた2泊3日の経験を通して、自分にとって人生最高の喜びは
「自分が関わったことで誰かの笑顔や幸せが生まれた瞬間」
だということに気づいたそうです。

就活をしていく中で、就活めんどくさいという人が多く
「就活楽しいのに!」ということを伝えたくなり、人材系など就職支援の仕事に興味が湧く。
その中でも、人事や社長と話せて自分の成長にも繋がるし、学生と話せるからいいかも!
と思い、就職サイトを運営する会社にフォーカスを当てる。
しかしある企業の選考面接で
「あなたを採用したらどんなメリットがあるか」と聞かれ、
「いまは何もないけど、早くいろんなことを吸収して御社の役に立ちたい」と答えたところ、
「あなたが成長するまで無償で給料を払えということですか?」
と言われる。
この面接を受けて、「自分が今すぐできることは?」と考えた時に、
自分が今まで経験したことを若い世代の子に伝えること
ならできる思い、「経験や出会いの素晴らしさと重要性」を伝えるべく、
教育の分野にフォーカスするように。
そうして参加した就活のイベントで出会った企業の人事の方がすごく就活の相談に乗ってくれて、
「うちの企業来たらいいんじゃない?」と言われて、
茉美さんもその企業の考え方に惹かれて就職することに。
就職先での奮闘
就職した企業は専門学校を運営する会社で、茉美さんは広報の部署に。
広報の部署は専門学校へ学生を入学させるため動く部署。
入職後任された広報の仕事はただ学生を集めることではなく、
「入学前教育」という位置付けで働くことや職業観を身につけてもらうことを大切にしており、
そんな「学生のために」を大切にしている会社が大好きだったそうです。
また先輩に仕事を教えてもらう中で、「働くこと」「仕事とは、目標達成とは」「何のために働くのか」など多くのことを学ぶ。
2年目からは1つの学科の広報担当をすることに。
全て初めてという不安から、最初は毎日のように泣いていたけど、
それでも何のために入社したか分かっていたからやりがいを持って続けることができた。
毎年の入学者数の目標があったが、初めてのことばかりでこの年は目標達成できず、
一通りの流れが分かった3年目は戦略を立てて取り組んだもののまたしても達成できなかった。
向いてないのかもと思い違う部署に異動希望を出すものの、
逃げだということを上司も分かっており説得されもう一年挑戦することに。
これまで結果が出せなかった理由を振り返り、
これまでは目標を達成するために学生と接していたけど、
とにかく「目の前の学生のために何ができるか」を考えるように。
丁寧に信頼関係を築くことに意識し、全員に手書きで手紙を書き、メールや電話での進路相談を実施。
その結果、学生との信頼関係を築くことができて、その年は創業以来初めての入学者数を達成。
ちゃんと目の前の人を大切にすれば結果は後からついてくることを学んだそうです。
そして2016年、入職当初から希望していた学生の担任の部署への移動が叶い、
より学生と深く関わりながら共に悩み、喜び、多くを学ぶ1年を過ごす。
そんな1年を経て「誰かの幸せに貢献できるより本質的な活動を仕事にしたい!」という思いが芽生えてきて、就職して5年が経ったところで大好きな仕事を退職することを決意。
2017年4月より独立し「社会に出る前の若者」と「女性」を軸にイベント企画や講演活動などを行っている。
これまでの人生で学んだこと
まみさんがこの仕事を通して学んだことや、若い世代に対してアドバイスしていたことは何ですか?
まみさんがこの仕事を通して学んだことや、若い世代に対してアドバイスしていたことは何ですか?
社会人になってから、「学生に戻りたい」っていう人はやりたいことをやりきれていないんだなって思うんだよね。
だからそういう人には
「自分から湧き上がってくるやりたいことをまずやろう!」
って言いたい。
やり残したことがあると次には行ききれないんじゃないかと思うんだよね。
あとは就職活動を控えている人には条件や待遇に惑わされるのではなく、
「徹底的に自分と向き合うこと」を大切にして、
自分らしく幸せで在れる仕事は何かを考えてみてほしいなと思ってます!
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